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@白くて奥行きのない空間
人のようで頭がウサギの生き物が画面中央に横たわっている。
ウサギ「愛する者などいない」
画面、ネガポジ反転し、悪魔、処刑人、異端尋問者が現れ、ウサギを痛めつける。それをオレンジ色の鳥のようなものが追い払う。再び、ネガポジ変換。オレンジ色の鳥は青い鳥に。
青い鳥「不幸を」
ウサギ「愛する者などいない。それゆえ、必要とされることもない」
ネガポジ変換し、ウサギの頭上に線。地中に埋められたように見える。その線の上に、種蒔く人と育っていく植物。再び、ネガポジ変換し、先程の白背景の絵に、水平線とその上に生える植物が加わる。
青い鳥「不幸を」
ウサギ「愛する者などいない。それゆえ」
種蒔く人「なされるがまま立ち止まり続けることが」
ウサギ「必要とされることもない。叶えたい願いを持つことが許される訳もない」
ネガポジ変換し、今まで描き加えられた要素がすべて黒く塗り潰される。
青い鳥「不幸を」
塗り潰されたはずの青い鳥が浮かび上がる。
ウサギ「愛する者などいない。それゆえ」
種蒔く人「なされるがまま立ち止まり続けることが」
同様に種蒔く人が浮かび上がる。
ウサギ「必要とされることもない。叶えたい願いを持つ」
青い鳥・種蒔く人「者の願いを否定する」
ウサギ「ことが」
背景に木や蝶などが描き加えられ、画面が賑やかになっていく。
青い鳥・種蒔く人「あなたの仲間である私たちにとって許される訳もない」