Web版『アバラスド旅行記』始めました。
お久しぶりです。深森花苑です。
新作の小説のお知らせです。
■Web版『アバラスド旅行記』
少女が忍び込んだ古い家でみつけた一冊の旅行記。
そこに記されていたのは、少女がまだ見たことのない世界で当たり前のように繰り返されてきた「不思議な」いとなみだった――。
『アバラスド旅行記』はおおまかに言うと、こんなお話なのですが、Web版では、少女がみつけた旅行記の部分だけを公開します。
ぜひ、少女と同じ目線で旅行記を読んでいただき、この旅行記の主がどんな人なのか思いを巡らせてもらえればと思います。
↓Web版『アバラスド旅行記』
http://abarasudo.hatenadiary.jp/
この小説はわたしたちの生きる世界ととてもよく似たロー・ファンタジー になっています。
「似ている」ということは違う部分もあるということです。
たとえば、暦。この世界では冬至が1月1日です。つまり、公開した昨晩が1月1日だったわけです。
そのほか、電気がつい最近まであまり使われておらず「黄土」とその上位互換エネルギーの「大黄土」がおもなエネルギーや光源として使われていました。
『アバラスド旅行記』の時代では新たに電磁波を利用したエネルギー「電磁」が登場し「大黄土」から移行が進みつつあります。「電磁」によって通信技術も飛躍的に伸び、部分的に私たちの住む世界よりもずっと進んでいるように見えるところもありそうです。
小説は、事実と混同されることを避けるため、認証をかけたブログでの限定公開にしました。キーワードさえ入力すればどなたでもお読みいただけますので、認証画面でびびらずにキーワード「青い翅が波上の蝶に届くとき」を入力してご入場くださいね。
(ちなみに、私がやってみた限り、一度キーワードを入力すれば数日間は認証なしで読むことができるみたいです)
Twitterで掲載していた『アバラスド旅行記拾遺』(『アバラスド旅行記』の外伝)では事実と誤認されたらまずそうな言葉を避けたり、140字以内に収めるために泣く泣く表現を削ったりしたのがとても不自由だったので、今回はこういうかたちをとりました。
「カクヨム」や「小説家になろう」で公開することも考えたのですが、どうせWebでやるならリアルにジャーナルっぽくしたほうが楽しそうですし。
それでは、長い旅が始まりますが、一緒にその行く末を見届けていただければ幸いです。
深森花苑