2015/04/19 第一回文学フリマ金沢にお越しいただきありがとうございました
レポートが遅くなってしまいましたが、第一回文学フリマ金沢に参加したときのこと。
私は新刊『廃屋』、既刊『コトダマミクジ 平成二十六年 完全版』、『野原X』、『オールフィッシュエクスプレス』持参で向かいました。
新刊はここ数年で書いた、一番作品らしい作品だったのですが、購入にいたる方なし。
テーマが「死による喪失」だから、お涙ちょうだい系の作品に思われてしまった感がありました。
実際に書いているのは死ぬ瞬間でなくて、死んだ後の葛藤だったんですが、そこが伝わらなかったのも敗因の一つです。次回は帯をつけて、その点についてはもう少し伝わるようにしなければ。
受けが悪くても、これは書かなきゃいけないことだったので、結果はじたばたせずに受け入れるつもりです。
今回も一番売れたのは『コトダマミクジ 平成二十六年 完全版』でした。
でも、東京会場のときにはよくご購入いただいた、占いに詳しい人や占いやってほしい!という強い意思を感じる人は少なかった印象。
私は大阪文学フリマの第一回にも参加しているので、これで東京・大阪・金沢と三つの都市で開催された文学フリマを巡ったことになります。
そして、思っていた以上に地方によって特色がでることを今回実感しました。
売れる本の傾向も変わってくるんだろうなぁ・・・。
短い時間で気になったブースを足早に周り、以下の本を購入しました。
・「増補改訂版ヴィイ調査ノート――ウクライナ・ロシア妖怪茶話」麻野嘉史
・「旅人よ立ち止まれ」風野湊
・「青と茜と砂漠の国」風野湊
・「コーヒー戦隊 豆レンジャー」浮草堂 美奈
・「よるべのない物語」キダサユリ
…ちょっと6月まで所用があり、読んだ感想はしばらくお預けになってしまいそう。ごめんなさい。
おもしろかった本の感想は、ご本人にメール等でお伝えできればいいなと思っています。
終わった後の交流会では人とコミュニケーションする気力があまり残っておらず(……なぜ参加した……)優しい方々に話しかけていただいたおかげで楽しく過ごせました。
「三角パズル」の作者・鍵本聡さんからパズルの解き方も教わりました。
パズル好きにはたまらない内容でした。
最後になりましたが、たくさんのブースの中から当ブースにお越しいただきありがとうございました。
金沢はすごく好きな観光地で、また行きたい行きたいと思っていた場所。
以前訪れたときは、私が金沢からたくさんの心動かす刺激をもらいました。
今回の文学フリマ参加で、私が金沢の方の心をほんの少しでも動かせていたらうれしいです。
私はプラスの意見もマイナスの意見も受け入れられるタイプの人なので、もしよかったら作品の感想も教えてくださいね。
……マ○オペイント、懐かしかったなぁ。