フェンスに揺れるスカート

深森花苑のブログです。

ヴィジュアル系バンドは現代の歌舞伎役者という仮説

本当かどうか知りませんが、日本に旅行しにきた海外の人のなかには街にニンジャがいないことにがっかりする人がいるみたいですね。それは日光江戸村でお願いします。日本人でもときめくから、間違いないから。

 

前置きはさておき。

 

そんなニンジャが海外から好評な日本ですが、最近「これも海外で人気なのかな?」と思うものがあります。ヴィジュアル系ロックバンドです。日本であまりメジャーじゃないアーティストでも、海外ツアーを何度も行っているバンドも少なくありません。私はヴィジュアル系に疎いので、DIAURAもthe GazettEも知らなかったのですがYouTube見ると海外からのコメントが多くてビビります。(※ただし、日本のミュージシャンって、いま海外の人もよく聞いてくれているみたいで、ヴィジュアル系バンドに限らずコメントが多数ついているミュージシャンは結構います)メンバーが元々いたバンドのことなんかもよく知っているし、本当に好きなんだなぁと思います。

 

日本じゃ「邪道」扱いされているきらいがあるヴィジュアル系バンドが海外の人にこれだけ受け入れられているのってなんでなんだろうなぁと考えていたときに、ふと歌舞伎のイメージが重なりました。歌舞伎も能に対して「邪道」という扱いでした。なんだろう、見た目が派手になると日本人は邪道扱いしたくなるのかしら。

 

そう考えると、ヴィジュアル系バンドが海外の人に人気なのもしっくりくる気がするのです。海外の人は、メインカルチャーから外れて独自の進化をした日本のものが好きなんじゃなかろうか。漫画やアニメとか。

 

ヴィジュアル系バンドは現代の歌舞伎役者である、っていうのは仮説の域を出ないただの思いつき。

でも、

「ゴシックメイクは隈取で、ヘドバンは連獅子だよなー」

なんて考え始めると、結構類似点があるような気がして、面白くてしょうがないのです。今日も

「これは歌舞伎でいうあれだ」

というものを新しくみつけては、ひとりにやにやしています。